概略 1991年12月、ソ連の解体とともに独立国家となった。独立後しばらく混乱が続いたが、1995年11月の大統領選挙の結果、元ソ連外相であるシェヴァルナッゼが選出され、2000年4月に行われた大統領選挙においてもシェヴァルナッゼ大統領が再選された。しかし、解決の目処のたたない民族紛争、農業を中心とする経済の低迷に加えて、エネルギーの恒常的な不足、汚職の蔓延により、シェヴァルナッゼ政権に対する国民の不安は高まった。2003年11月に実施された国会議員選挙に際して、野党勢力が選挙の不正を訴え抗議行動を激化させた結果、シェヴァルナッゼ大統領は辞任を余儀なくされ(いわゆる「バラ革命」)、2004年1月に実施された大統領選挙においてサーカシヴィリ現大統領が圧倒的支持を受けて当選した。2004年3月に実施された国会議員再選挙(比例区部分)においても、政権与党が大多数を獲得した。
外交面では、サーカシヴィリ政権は腐敗撲滅、民主化の促進を標榜し、EU加盟を目標としているところから、欧米諸国との関係が強化されつつある。一方で国内の民族問題(アブハジア及び南オセチア地域)や隣接するチェチェン地域を巡る対応などで利害が対立するロシアとの関係は複雑である。
位置 トルコ、ロシア、黒海に国境を接している
国土面積 69,700平方km 陸地:69,700平方km、 領海:0平方km
国境線 1,461km
隣接国 アルメニア 164km、 アゼルバイジャン 322km、 ロシア 723km、 トルコ 252km
気候 温暖、黒海沿岸の地中海地域のよう
地形 南北、コーカサス山脈、山が多い;西黒海のコルヒダ低地;東ムトウクバリ川盆地;川谷氾濫原良好な土地コルヒダローランド山麓の丘
海抜高度 最低ポイント:黒海 0メートル、 最高ポイント:シュハーラ山 5,201メートル
天然資源 森林、水力発電、マンガン、鉄、銅、少量の石炭と石油
土地利用 耕作地 11.51%、 農業3.79%、 その他84.7% (2005年推定)
灌漑地 4,690平方km (2003年推定)
環境問題 大気汚染、ムトウクバリ川と黒海の汚染物質、飲料不適水の供給、有毒化学薬品による土壌汚染
環境国際協定 大気汚染、生態変化、気候変化、京都議定書、砂漠化、絶滅危惧種、有害廃棄物、海事法、オゾン層保護、船汚染、湿地
人口 4,661,473人 (2006年7月推定)
年齢構成 0-14歳:17.3% (男性 428,056;女性 380,193)
15-64歳:66.2% (男性 1,482,908;女性 1,602,064)
65歳以上:16.5% (男性 308,905;女性 459,347)   (2006年推定)
人口増加率 -0.34% (2006年推定)
出生率 10.41人/1000人 (2006年推定)
死亡率 9.23人/1000人 (2006年推定)
移住レート −4.54人/1000人 (2006年推定)
男女構成率 出生時;男性 1.15人/女性 1人
15歳以下;男性 1.13人/女性 1人
15−64歳;男性 0.93人/女性 1人
65歳以上;男性 0.67人/女性 1人
全体;男性 0.91人/女性 1人  (2006年推定)
乳児死亡率 17.97人/1000人 (2006年推定)
平均寿命 全人口:76.09歳、 男性:72.8歳、 女性:79.87歳  (2006年推定)
総出産率 1.42人/女性 1人  (2006年推定)
民族構成 グルジア人  83.8%、アゼルバイジャン人  6.5%、アルメニア人  5.7%、ロシア人 1.5%、その他  2.5%  (2002年国勢調査)
宗教 クリスチャン正統派  83.9%、 イスラム教 9.9%、 アルメニア・ローマ教皇会 3.9%、カトリック 0.8%、その他 0.8%、無宗教 0.7% (2002年国勢調査)
言語 グルジア語 71%、 ロシア語 9%、 アルメニア語 7%、 アゼリ語 6%、 その他 7%
識字率 15歳以上:全体 99% (2004年推定)
国名 グルジア共和国
首都 トビリシ市
自治体 53県(ラヨン)、9市(ソ連から)
独立 1991年4月9日(ソ連から)
国民の祝日 独立記念日:5月26日(1918)
憲法 1995年8月24日制定
選挙権 18歳
元首 Mikheil SAAKASHVILI大統領(2004年1月25日)
立法 一院制最高議会、ウマジエシ・サブチョ議会(235議席、任期4年)
司法機関 最高裁判所(大統領の推薦によって裁判官選出)、憲法裁判所、第一と第二訴訟裁判所
参加国際組織 ACCT (observer), BSEC, CE, CIS, EAPC, EBRD, FAO, GUAM, IAEA, IBRD, ICAO, ICC, ICCt, ICFTU, ICRM, IDA, IFAD, IFC, IFRCS, ILO, IMF, IMO, Interpol, IOC, IOM, IPU, ITU, MIGA, OAS (observer),OIF (observer), OPCW, OSCE, PFP, UN, UNCTAD, UNESCO, UNIDO, UPU, WCO, WHO, WIPO, WMO, WToO, WTO
経済 元来牧畜、農業を主要産業としており、資源に乏しい。独立直後、国内総生産(GDP)が前年比で半減するなど、極端な経済不振に陥る一方、アブハジア及び南オセチアにおける1998年夏以降のロシアの金融危機の影響、慢性的なエネルギー不足等により対外債務や財政赤字が拡大してきた。
サーカシヴィリ政権は、2003年6月に策定された「経済発展・貧困削減計画」に基づく経済社会政策を実施する一方、西側からの支援の増加、行財政改革などを梯子にこうした経済的困難を克服しようと努めている。また、アゼルバイジャンのカスピ海石油開発に伴う、グルジア経由黒海へのパイプライン稼動による通過料収入の経済波及効果への期待が高まっている。2004年6月、ブラッセルにおいて支援国会会合が開催され、欧米や日本及び国際金融機関より総額10億ドルの支援表明がされた。
GDP 155憶5000万ドル (2005年推定)
GDP実質成長率 7% (2005年推定)
1人あたりGDP 3,300ドル (2005年推定)
消費者物価指数 8% (2005年推定)
労働力 全体 204万 (2004年):農林業 40%、産業 20%、サービス 40% (1999年推定)
失業率 12.6%  (2004年推定)
予算 収入 14億3000万ドル、支出 15億6000万ドル  (2005年推定)
産業 鋼、航空機、工作機械、電気器具、採鉱、化学薬品、木工製品、ワイン
産業生産成長率 3% (2000年推定)
電力生産量 86憶3400万kwh  (2003年)
農産品 柑橘類、ブドウ、茶、野菜:家畜
輸出 全体 14億ドル (2005年推定)
輸出品 柑橘類、茶、ワイン、機械類、化学薬品、くず金、燃料再輸出品
輸出相手国 トルコ 18.3%、トルクメニスタン 17.8%、ロシア 16.2%、アルメニア 8.4%、イギリス 4.9% (2004年)
輸入 全体 25億ドル (2005年推定)
輸入品 燃料、機械類、機械部品、輸送設備、穀物、食料、調合薬
輸入相手国 ロシア 14%、トルコ 10.9%、イギリス 9.3%、アゼルバイジャン 8.5%、ドイツ 8.2%、ウクライナ 7.7%、アメリカ 6% (2004年)
対外債務 20億4000万ドル  (2004年推定)
経済援助 ODA 1億5000万ドル (2000年推定)
通貨 ラリ   為替レート:1ドル=1.8127ラリ (2005年)
会計年度 暦年
通信 電話:683,200回線 (2004年推定)
携帯電話:840,600  (2004年推定)
電話システム:国内回線では、トビリシとクタイシ地域に携帯電話網が機能し、都市部での電話普及率は約100人に20台で、農村部では4台。各都市間の回線は、トビリシとクタイシ地域間では光ファイバーケーブルが機能。また、地上回線・マイクロウェーブ・衛星回線のそれぞれがモスクワ経由で機能。国際的な電子メールとテレックスが利用可能。
ラジオ放送局 AM7、FM12、SW4  (1998年)
テレビ放送局 12局  (1998年)
鉄道 合計:1,612km (2004年推定)
道路 合計:20,247km、舗装道路:7,973km、非舗装路:12,274km (2003年推定)
パイプライン ガス 1,697km、石油 1,027km、精製品 232km (2004年推定)
空港 25 (2005年推定)
空港舗装滑走路 合計 19
3,047m以上:1
2,438−3,047m:7
1,524−2,437m:5
914−1,523m:1
914m:2 (2005年推定)
軍事 軍事構成:陸軍、空軍、航空防衛軍、海軍(2006年)
徴兵年齢:18歳以上
有効兵員数:男性 18−49歳;1,038,736人 (2005年推定)
兵役有効人数:男性 18-49歳:827,281人 (2005年推定)
年兵役達成人数:男性 18-49歳:38,857人 (2005年推定)
軍事費:2300万ドル